女性潜在看護師のライフスタイルに着目した復職支援に影響する要因の検証

2019 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 18K17435
• 研究機関: 国際医療福祉大学
• 研究代表者: 吉村 千草 国際医療福祉大学, 福岡看護学部, 助教 (80807412)
• 研究期間 (年度): 2018-04-01 – 2021-03-31
• キーワード: 女性看護師 / 潜在看護師 / 職業的アイデンティティ / 働きやすさ

研究実績の概要

本研究の目的は、女性潜在看護師のライフスタイルに着目した復職支援に影響する要因を検証することである。研究実施計画においては、2019年度は回収したデータを分析し研究成果を発表し、研究終了を予定していた。しかし、2018年度の研究実施状況も遅れており、2019年度で研究を終了することができなかった。ゆえに、2020年度までの補助事業期間延長申請を行った。2019年度の実施内容としては、倫理審査の承認を得るために研究計画書の作成、および調査用紙の作成、対象機関の選定を行い対象機関のリストを作成した。本研究は、すでに倫理審査の承認を得ており、今現在調査用紙を郵送する準備にとりかかっている段階である。2020年6月中には調査用紙を対象機関へ郵送する作業を終了予定である。2020年9月までにはデータ収集・入力を済ませ、2020年10月にはデータ分析を行い、2020年11月以降の学会で研究成果を発表できると考えている。研究成果発表後、論文の執筆に取り掛かる予定である。

現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

昨年度までに終了予定の研究であったが、2018年に私事で産前・産後休暇および半年の育児休暇取得により、研究遂行できない期間ができてしまい、2020年度までの事業期間延長申請を行った。昨年度中に調査研究依頼をする予定であったが、他業務との並行しての研究時間確保が難しく、倫理審査に向けての研究計画書作成および対象病院の無作為抽出を行う段階までしか取り組むことができなかったため、やや遅れている状況である。

今後の研究の推進方策

本研究は、すでに倫理審査の承認を得ており、今現在調査用紙を郵送する準備にとりかかっている。2020年6月中には調査用紙を対象機関へ郵送する作業を終了予定である。2020年9月までにはデータ収集・入力を済ませ、2020年10月にはデータ分析を行い、2020年11月以降の学会で研究成果を発表できると考えている。研究成果発表後、論文の執筆に取り掛かる予定である。
しかし、現在コロナウイルス蔓延により、対象機関および対象者の協力が得られデータの回収ができるかの懸念はある。本研究では、全都道府県の看護協会主催の無料職業紹介・復職支援研修等に参加している潜在看護師を対象としおり、今現在の緊急事態宣言にともなう自粛要請がでている状況を考えると、データ回収には予定している期間よりやや時間がかかる可能性もある。

次年度使用額が生じた理由

2019年度終了予定であったが、研究の進捗状況がやや遅れており、2019年度の使用予定より少ない金額となり、次年度使用額が発生することとなった。2020年度は、調査研究を実施する予定であり、郵送費などの費用、およびデータ入力作業の手伝いとしての人件費、成果発表のための旅費等に使用していく予定である。