研究課題/領域番号 |
18K17437
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
齋藤 雪絵 順天堂大学, 医療看護学部, 助教 (20714801)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 観察能力 / 看護過程 / e-Learning / 学習教材 / 臨地実習 / メタ認知 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、看護過程の事例展開に沿ったリアルな動画教材を用いたe-Learningの学習教材を作成することである。そのための資料として、1. 看護系大学2年生を対象に、初めての臨地実習において“観察する”ことに対する困難さや学習上の課題、2. 看護系大学4年生を対象に実習を重ねる中で“観察する”ことに対する考えや行動がどのように発達したのかを明らかにする。 1.初めての臨地実習において“観察する”ことに対する困難さや学習上の課題を明らかにする研究では、初めて患者を受け持つ臨地実習(2019年7月に行われた順天堂大学の基礎看護学実習Ⅱ終了後の2年生を対象予定)を履修した2年生で看護学実習の単位取得が決定してから実施する。2.“観察する”ことに考えや行動がどのように発達したのかを明らかにする研究では、全ての実習が終了した4年生を対象にとし、全ての実習の単位取得が決定してから実施した。 1、2共に、面接内容から逐語録を作成し、記述内容の意味を損なわないようにコード化し、類似するコードをカテゴリーとしてまとめる。分析の全過程において、質的研究に精通した研究者にスーパーバイズを受け、分析の妥当性を確保する。倫理的配慮として、所属施設の研究等倫理委員会の承認を得て実施する。研究対象者に対し研究の目的・意義・方法、調査データの保管・処理方法について説明する。研究協力は、自由意思に基づくことを伝え、断っても不利益にならないこと、研究結果は看護系の学会に発表予定であることを説明する。 1.の研究は、新型コロナウィルスの影響があり、実施を中止している。2の研究は、10名の学生に実施し、現在分析の最中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
産休・育休のため研究を延長した。また、コロナウィルスの影響で実習の形態が変更されていることからインタビューを中止している。
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今後の研究の推進方策 |
インタビューデータの分析を早急に進める。コロナウィルスの影響により、実習形態の変更されたため、研究方法の検討を行う必要がある。
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次年度使用額が生じた理由 |
産休・育休を取得のため、1年遅れで計画を実施しているため
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