研究課題
若手研究
全国200床以上の病院に勤務する看護部長347人への質問紙調査を行い、看護部長のリーダーシップと省察的内省への関連を明らかにした。また、20名の看護部長に対してインタビューを行い、うまくいった事例や困難だった事例の語りから内省の様相を明らかにした。これらの結果を踏まえ、看護部長のリーダーシップの向上のためには、内省を支援する方法や内省を促進する場の提供の必要性が示唆された。
看護管理者
本研究は、これまで明らかになっていなかった内省を行うことが、変革型リーダーシップを高める可能性が示唆された点が学術的意義であると考える。また、看護部長の内省が具体的にどのような体験であったのかを明らかにした研究は貴重であるといえる。これまで看護部長を対象とした調査は国内外でも少ないため、本研究結果をもとに看護部長のリーダーシップ向上の教育の基礎資料となりえる。