本研究ではタイプDパーソナリティーパーソナリティの冠動脈疾患の抑うつに対するコーピング内容を明らかにし,タイプDパーソナリティの抑うつを改善する個別的なコーピングの指導を見出すことを目的とした。その結果、入院中は抑うつとコーピング方略の「放棄・諦め」とタイプDパーソナリティが正の関係があった。また、退院1ヶ月後は、抑うつとコーピング方略の「計画立案」が負の関連があり、タイプDパーソナリティと正の関連があった。そのため、入院中のコーピング方略である「放棄・諦め」を「計画立案」に変更することが、抑うつを低減する可能性があることが示唆された。
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