2025年には、寝たきり状態の高齢者が230万人に達し、そのうち5~10人に1人の割合で褥瘡が生じるとされる。褥瘡を発症すると医療労働資源や医療経済を圧迫することが知られており、褥瘡を発症させないことに加えて褥瘡が発症した際には早期に「創傷ケア」を実施することが今後ますます重要となる。 本研究では、「褥瘡ケア」に焦点を当て「褥瘡部処置トレーニングモデル」の開発と、褥瘡部処置の視聴覚教材を制作し、セルフトレーニングによって受講者のスキル獲得やスキル維持が図れるかを検証した。 結果として、セルフトレーニングでも「褥瘡ケア」のスキル獲得やスキル維持が図れることが示唆された。
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