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在宅、介護領域におけるケア状況について学会参加、介護領域のテキストの内容確認、看護技術の研修会に参加した。自らも看護技術実践の会を開催し、実践家(参加者は主に看護師 2019開催)による清潔の援助時の身体のふれ方を観察した。日本看護技術学会学術集会参加にて看護者の手指および全身の動作に関する計測方法に関する情報を得た。 研究目的、方法を示す研究概念図を作成し、対象および環境の条件設定を考え、当初は手の圧力測定にはプレスケールシステムを計画していた。また、期間中、本研究の動機と背景に位置づけられる「ベッド環境で生じる患者との物理的距離が看護者の手の圧力に及ぼす影響」(2020発表)についての研究を論文にまとめ、今後の実験における環境設定の示唆を得た。 本研究では、主に身体に触れるケア実施時の介助者の手の触れ方を、皮膚の接触圧力値によって探ろうとするものであるが、予定していた圧力検出フィルムの場合、被験者の手型を取って、シートを手指に固定する作業が伴うため、感染対策上の再検討が必要と考え、ワイヤレス触覚測定システム(米製)による計測に切り替えた。この変更した測定用具による在宅・介護場面での測定に先立ち、健康な学生を対象にこの測定装置を用いてケア場面における手指圧力測定の実験を試みた。内容は「臨地実習における洗髪援助の経験と指腹の圧力の関係」について、計測実験を行った。モデル人形の洗髪を看護学生12名に実施してもらい、洗髪時に看護者の手指にかかる圧力を数量化した(2021).計測方法、解析方法を工夫し、実験計画を立て、プレテストを実施しているところである。患者役は洗髪実験同様、モデル人形を用い、仰臥位から側臥位への体位変換時の手指にかかる圧力測定を実施する。センサを取り付ける部位は、先行研究を参考に、被験者の負担を考慮し看護・介護者の右手第1・2・4指とする。専用解析にて経時的圧力変化を見る。
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