若年成人がん患者の調査(Okamura et al., 2021)の二次分析を行い、治療後のアンメットニーズが生じる時期と変化、アンメットニーズを生じる対象の特徴と関連要因を明らかにした。対象206名の平均年齢は33.7(SD4.3)歳、女性が87.4%、既婚者が50%、就労しているものが56.3%、抗がん剤治療中が7.8%であった。疾患部位は子宮・子宮頸部が38%、乳腺11%。診断からの期間は1年未満が16%、5年未満が51%、アンメットニーズスコアが高かったのは心理的ニーズ、医療制度/情報ニーズであり診断からの期間を経てもニーズスコアは低下せず、支援の必要性が継続していた。
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