浅い鎮静における人工呼吸器装着患者から同意を引き出す看護実践の構造を明らかにするために、クリティカルケア看護に従事する看護師18名を対象に参加観察および半構造化面接を実施し、修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチによる解釈的分析を行った。 その結果、15概念が生成され、それらより3サブカテゴリー、3カテゴリーの看護実践が明らかとなった。 同意を引き出す看護実践とは、看護師が患者の思いや希望、期待を引き出し共に作り上げた目標に向かって患者の意欲を低下させることなく、患者の力を活用しながら目標を成功裏に達成するプロセスであった。
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