放射線災害のトリアージのためのバーチャルリアリティ教材の開発

2019 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 18K17515
• 研究機関: 弘前大学
• 研究代表者: 冨澤 登志子 弘前大学, 保健学研究科, 准教授 (70333705)
• 研究期間 (年度): 2018-04-01 – 2021-03-31
• キーワード: シミュレーション / 急性放射線症候群 / VR / トリアージ

研究実績の概要

急性放射線症候群の症状から推定被ばく量をアセスメントするためのバーチャルリアリティ（VR）教材を作成するために、使用するVRのクラウド、使用する機材、作成プロセスについて、台北医学大学シミュレーションセンターにて技術指導を受けた。シナリオ作成について詳細なものができていなかったため、具体的な症状や画像についてイメージコンテンツを作成することとなった。また使用するVR用のクラウドの具体的な使用方法についてデモを行い、準備を行った。

現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、海外渡航が規制され、トリアージ用のプログラムを作成するプロセスが中断してしまった。

今後の研究の推進方策

新型コロナウイルス感染症の罹患状況によって進捗は変わってくると思われるが、具体的な絵コンテの作成、動画の撮影を行い、プログラム作成を進めていく。技術的な指導も遠隔で可能な範囲で得ながら、実験前まですすめていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症の罹患者数増加にともない、海外渡航ができずプログラムを作成することができなくなった。プログラム作成に必要な動画撮影など行い、教材作成を少しでも進める予定である。