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2021 年度 研究成果報告書

がん化学療法の痺れの現れを捉える現象学的研究―オノマトペを用いた評価指標案の作成

研究課題

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研究課題/領域番号 18K17526
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関武蔵野大学 (2021)
東京都立大学 (2018-2020)

研究代表者

坂井 志織  武蔵野大学, 看護学部, 准教授 (40409800)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードしびれ / がん化学療法 / 現象学
研究成果の概要

がん化学療法により生じるしびれは、他の激しく明瞭な症状が周期的に現れることが前面に経験されることで、背後に退き発症の自覚を難しくさせていた。しびれの表現でよく耳にするオノマトペはまだ名付けられないしびれを探り表現する装置として機能していた。初めて自覚するしびれでは、オノマトペ表現の間はまだしびれという自覚はなく、断片的な違和感が継続的になったことを契機にしびれと自覚されていた。

自由記述の分野

成人看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

感覚の違和感を自覚するだけではなく、持続という時間幅を含むことが「しびれ」を症状として成り立たせる背景としてあることがわかった。初めて治療を受けている患者にとっては、自らの身に起きていることをすぐに医療用語に結び付けるのは難しい。だが、その間も違和感として感じられており、オノマトペが出現する時期から対話的に関わり、しびれとして早期に自覚することが慣れに繋がる第一歩になると言える。

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公開日: 2023-01-30  

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