研究課題/領域番号 |
18K17537
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
北村 佳子 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (20454233)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | がんサバイバー / 外来看護師 / スピリチュアリティ / 支援モデル構築 / 外来がん看護 |
研究実績の概要 |
がんサバイバーが全人的苦痛を抱えるのは、終末期ではない。つまり、がんサバイバーにとって、初回のがん告知を受けた時や期待した治療効果が得られず再発・転移した事実を知らされる時もまた自己の存在が脅かされ、受ける衝撃は大きい。そして、長く続く治療プロセスにおいて幾度もスピリチュアルペインを経験していることが推察できる。 近年、がん告知や化学療法などの治療は外来で主に行われている。さらに、日本の医療は、継続的かつ一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の確立を図るため、今後の外来がん看護はより役割に重要性を増すと考える。本研究の独自性は、ここにあり、外来がん看護におけるがん患者のスピリチュアティを支える支援モデルの構築をめざしている点である。そこで、外来がん看護に携わっている看護師に対し、外来通院中のがんサバイバーのスピリチュアリティを支える支援モデルを示すため研修会を実施し、評価を得ることが最終目標である。そこで、外来がん看護に関わる看護師のスピリチュアリティの特徴およびがんサバイバーのスピリチュアリティとスピリチュアルペインの実態を明らかにすることを予定している。 次年度は、研修内容を検討し、外来がん看護に携わる看護師を対象とした研修会を実施する。対象者にとって印象深い事例を記述してもらい、自己の看護実践を振り返る内省の機会とする。評価方法は、研修内容に対するアンケート調査と「スピリチュアリティ評定尺度」にて実施する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
平成30年度で実施終了予定であった調査結果の解析、さらに論文作成に・投稿に時間を要したため。
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今後の研究の推進方策 |
2019年度は、外来がん看護に関わる看護師のスピリチュアリティの特徴およびがんサバイバーのスピリチュアリティとスピリチュアルペインの実態を明らかにすることを予定している。そして、研修内容を検討し、外来がん看護に携わる看護師を対象とした研修会を実施する。対象者にとって印象深い事例を記述してもらい、自己の看護実践を振り返る内省の機会とする。評価方法は、研修内容に対するアンケート調査と「スピリチュアリティ評定尺度」にて実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成30年度に行う予定であった、調査予定施設及び対象者の確保に遅れ、調査を予定通りに進めることができなかった。そのため、調査終了後に行う解析・論文作成までには至らなかったため、それに係る費用を支出できなかった。次年度は、それらの費用及び自己の看護実践を振り返る内省の機会となるよう、外来がん看護に携わる看護師を対象とした研修会を実施するため、そのための経費にあてることとしたい。
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