研究課題/領域番号 |
18K17546
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
小林 成光 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 助教 (10751414)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | がん患者 / 看護支援 / 就労 / 社会的苦痛 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は,就労世代のがん患者に対する就労継続のための看護支援プログラムを開発し,その有用性を検討することである. 研究4年目である2021年度は,昨年度に研究3で実施した10名のエキスパートナースから得られた質的データを質的帰納的に分析し,考案した看護支援プログラムの精練を行った.研究4では,精練した看護支援プログラムの実現可能性を検証するため,がん患者を対象とした介入研究(パイロット試験)を計画した.介入方法は,2回の面談で構成される看護支援プログラムである.1回目の面談では,看護支援プログラムに基づいた面談を計画し,2回目の面談では,1回目の面談後の出来事をリフレクションすることを議題の中心とした面談を計画した.現在までの進捗状況は,1月に倫理審査承認を受け,2月より対象者の選定を行い,その後,対象者の同意を得て4名のがん患者を対象に看護支援プログラムによる介入研究を実施することができた.今後は,対象者の選定を継続し,看護支援プログラムの実現可能性を検証する予定である.研究を完遂後は、国際誌に投稿する予定である。なお,投稿中であった研究1「就労世代のがん患者に対する就労支援の在り方に関する文献レビュー」は「Psychological and educational support for cancer patients who return to work: A scoping review」のタイトルで国際誌に受理され,今後掲載される予定である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
対象者の選定に関連して、研究計画の一部が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
今後は,対象者の選定を継続し,看護支援プログラムの実現可能性を検証する予定である.研究を完遂後は、国際誌に投稿する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
covid-19による研究計画の遅れのため。 研究実施に伴うOA機器類購入や英文校正等論文投稿にかかる費用に使用する計画である。
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