研究課題
若手研究
本研究の目的は、就労を継続する通院治療中のがん患者に対する看護支援プログラムを考案及び精練し、看護支援プログラムを開発することである。研究は、就労を継続する通院治療中のがん患者に対する看護支援プログラムの考案(研究1)、精練(研究2)、実現可能性の評価(研究3)の手順で行った。その結果、本看護支援プログラムは、就労を継続する通院治療中のがん患者に対して有用である可能性が示唆された。
がん看護
多くのがん患者は、がんの診断やその治療に伴い、長期間にわたる身体的、精神的な苦痛を抱えており、これらの苦痛は、就労継続を困難にさせている。がんの診断とその治療が影響し,就労継続に苦痛を抱えている患者を支援するためにも、通院治療中のがん患者の就労に関する問題に着目し、看護支援を検討することは重要であると考える。本研究は、がん患者の就労支援や医療環境や社会環境への提言を含む支援をより充実したものにする研究成果を輩出するものである。