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2019 年度 実施状況報告書

妊婦の腰痛に対する助産師のケアの開発 第1弾 妊娠による姿勢の経時的変化の測定

研究課題

研究課題/領域番号 18K17547
研究機関弘前大学

研究代表者

早狩 瑶子  弘前大学, 保健学研究科, 助教 (30634711)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード妊婦 / 腰痛 / 助産師 / 姿勢
研究実績の概要

妊娠中の腰痛は約50~70%の妊婦が経験する代表的な不快症状である。本研究では、妊娠中の腰痛の発症要因の一つとされている妊娠による姿勢の経時的変化と腰痛との関連を明らかにすることを目的としており、助産師による妊婦の腰痛に対するケアへの一助とする。具体的には、妊娠初期・中期・後期に妊婦の脊柱アライメント、骨盤傾斜角度、足底接地面、足部アーチ高を測定し、併せて妊娠中の腰痛についての質問紙調査を行う。
2019年度には倫理審査の承認を得て、研究協力施設と連絡調整を行った後、実際に妊婦を対象にデータ収集を開始した。しかし、妊婦そのものが多くないこと、研究者の協力依頼できるスケジュール調整が難しかったこと等の理由から、対象を確保することが難航した。現在までに4名より3回の調査に協力が得られ、データ収集を終えた。他に8名の妊婦より調査協力に同意を得ており、うち1名が2回目(妊娠初期・中期)までのデータ収集を終了し、7名が1回目(妊娠初期)までのデータ収集を終了していた。その後、新型コロナウィルス感染症の影響で、2020年3月からは研究協力施設からの調査協力を休止しており、新たな対象者の確保はできずにいた。また、1回目および2回目までデータ収集を終了した対象の今後の調査については、研究協力者と相談しながら様々な状況を見て検討しているところであった。
得られたデータについては分析を行っているところであり、今後、成果の発表に向けた準備も行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

調査対象である妊婦が少なく、また協力を得ることも難しいため、対象者の確保にとても時間を要した。

今後の研究の推進方策

現在、新型コロナウィルス感染症の影響もあり、新たな対象者の確保はできずにいる。また、これまでに調査に協力してもらっている対象者についても、今後の情勢によってはやむを得ず研究を中止せざるを得ないため、今後の研究の推進方策については特にない状況である。

次年度使用額が生じた理由

当初予定していた器材の購入を見送ったこと、学会発表できる段階まで研究が進行しなかった等から旅費の使用がなかったことによる。次年度では、データ収集・分析に使用する物品の購入、調査協力者への謝金の支払い、学会発表のための旅費、論文投稿に必要な費用等に使用する予定である。

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公開日: 2021-01-27  

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