研究課題/領域番号 |
18K17560
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
田中 一枝 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (00806804)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 愛着形成 / インターネット / 日記帳 / NICU / ICT |
研究実績の概要 |
現段階で研究対象者となったのは、7名である。NICU入院期間は2週間以上1ヵ月未満の子どもを対象とし、選定を行った。うち1名は想定期間よりも早くに退院したこともあり、ツールを使用して頂いたが、研究対象外とした。 日記帳を使用している群は4名、インターネットを介したオンラインでのやりとりを行うツールを用いているものは、3名である。日記帳については、これまで行ってきている内容と同様に、児の写真を貼付し、日頃の様子や体重について記載している。母親が面会時に日記帳を閲覧している。また、インターネットを介したオンラインでのやりとりについては、スタッフが動画や画像をほぼ1日1回母親へ送信している。母親からは、テキストでのやりとりを行っている。こちらのツールについては、NICU面会時以外でのどこの場所からでもアクセスできるようになっており、いつでも閲覧できるようになっており、自分の見たい時に何回でも見ることができているという結果がでている。また、1名については、母親だけでなく、父親どちらの群についても、入院時、1週間・2週間・4週間・8週間の時期に、使用中の愛着を評価するツールを用いた愛着の度合いを測定するツールをアンケート形式で答えて頂き、郵送法にて回収を行っている。 どちらの群についても、NICU退院後インタビューを行う予定としていたが、インタビューを終えているものは2名である。インタビューについては、NIUC退院後2週間程度の時期に30分程度インタビューを行った。あと1名については5月初旬にインタビューを予定している。NICU入院期間がさまざまであることなどから現在愛着形成ツールを使用しているものが3名いる。今後、この3名についてもインタビューを行うことについて了承を得ており、退院後2週間を目安にインタビュー調査を行うこととしている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の予定よりやや遅れているが、分娩件数が少ない時期であったことなどが関連要因として考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
質的な内容の分析を行い、必要なければ対象者人数を少なくすることも考慮する。そのうえで次の研究へ移行する必要がある。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度についても前半期は継続して日記帳群の調査があるため、それらに関する文具代や、研究成果発表に関連した旅費などの出費が必要となる。
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