模擬面会・情報伝達ツールを利用することで母親は、リアルタイムで子どもの様子や成長を見たり聞いたりすることが可能であった。一緒に生きていることを実感し、自身の気持ちが救われていた。そして家族と共有することで新しい家族の一員として早く迎え入れたいという思いになっていた。さらに看護職者とやり取りをする中で、看護職者との絆の深まりを感じている様子がみられたことから、看護職者と母親の信頼関係構築にも影響を与えたことが明らかとなった。 結論:模擬面会・情報伝達ツールはリアルタイムでのやりとりが母親に子どもへの思いに影響を与え、看護職者との信頼関係にも寄与する可能性が示唆された。
|