• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実施状況報告書

PAEである看護師の幼児期の子どもに対するアドヒアランスを高める看護実践の構造

研究課題

研究課題/領域番号 18K17568
研究機関神戸市看護大学

研究代表者

山本 陽子  神戸市看護大学, 看護学部, 助教 (60622553)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード食物アレルギー / こども / アドヒアランス
研究実績の概要

今年度は、倫理審査に向けての書類を整えながら、COVID-19感染症拡大の影響を鑑みながら研究協力を得るための手順に向けて準備を行った。研究協力者である看護師が関わる子どもと親の同意を得る手順について臨床現場で勤務するアドバイザーから病院の状況について聞き取りをしながら、すすめた。感染状況の拡大から参加観察への許可を得るための手順が複雑となっており、協力を得るに至っていない。昨年度課題であった子どもの発達段階に合わせた説明と同意(インフォームド・アセント)を得るための手順についての検討は終了し、リーフレットの作成を計画に加えることとなった。
また、本研究に関連し、米国の食物アレルギーについての現状を把握するために、2019年に米国のワシントンDCで在外研究を行ったが、その米国ワシントンDCのChildren's Nationalで行われていた食物アレルギー負荷試験の様子やそれに関わるエキスパートNsの取り組みを、在外研究報告として本学紀要に投稿し掲載された。
現在は研究協力者の同意を得るための手順についての検討を行っているが、研究の目的としては、あくまでも子どもに関わっている場面を研究者が観察する中で、無意識的な実践も含めた看護実践の構造を明らかにすることを目的としているため、この部分の実施計画を避けて通ることは難しいと考えている。そのため感染状況が落ち着いてくる時期をみて、研究をすすめていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

子どもの発達段階に合わせた説明と同意(インフォームド・アセント)を得るための検討は終え、実際に臨床への依頼をかけるための方法を模索している段階である。COVID-19感染拡大状況を踏まえた上での依頼手順を選定することが難しく、計画が滞っているため、今後の状況を見据えながら、協力者を得るための方法を模索していく。

今後の研究の推進方策

COVID-19の感染拡大状況がなかなか収束しないなか、どのように研究協力者を募っていくかについてが課題となっている。研究協力者である看護師だけでなく、その看護師に関わる親と子どもの同意を得る手順も必要なため、そのハードルは高い。
研究協力を求める方法を簡易化し、短時間もしくは、協力者への依頼がより簡便な方法で同意を得ることが可能かどうか検討していく。

次年度使用額が生じた理由

2020年度に予定通りに研究が進まなかったことから、使用する予定であった経費が使用できず、2021年度に使用予定となっている。

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi