神経性やせ症の早期発見のために、当事者が回答するものではないことは、当事者の心理的負担を軽減するだけではなく、客観的な評価として、活用が可能であると考える。また、客観的評価指標はいわば、他者から見た観察可能な神経性やせ症発症の徴候であり、これを周知することは、早期発見に寄与するものと考える。特に、神経性やせ症は精神疾患の中でも、死亡率が高い疾患であることや、合併症も多く、当事者の身体面や精神面で大きな影響を及ぼす。そして、早期発見をすることで、合併症を少なくすることも知られているため、社会的意義は大きい。
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