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2022 年度 実施状況報告書

当事者経験から構築する「母乳育児に関する情報提供支援プログラム」の挑戦的開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K17582
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

濱田 真由美  東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (30458096)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード授乳 / 母乳育児 / 母親 / 経験 / 情報提供 / 支援
研究実績の概要

本研究は、妊娠期から離乳までの母親を追跡することで、当事者である母親の経験から現状に基づいた情報提供を開発することが目的である。研究参加者4名に対し妊娠期から離乳期にかけて1名につき6回程度のインタビューを実施した。インタビューは、妊娠後期・2週間健診・1か月健診・3~4か月健診・6~7カ月健診・9~10か月健診・1歳半健診後に行い、授乳や授乳に関する困り事、授乳期に起こり得るぼしの身体的・心理的・社会的な出来事と対処法や思い、お子様の様子、困り事の解決策などについて自由に語っていただいた。4名中2名は卒乳を迎え、1名は母乳育児を継続しており今後インタビューを継続する予定である。残りの1名は今後1か月半健診後のインタビューを実施する予定である。インタビュー時間は1名につき20~60分程度であり、参加者の希望によりオンライン・電話・メールでインタビューを行った。研究参加者の授乳方法は完全母乳栄養、混合栄養であったが、子どもの成長や復職、保育園への入園、授乳にまつわるトラブル等により方法を変えていた。今後、1名ずつの語りを分析しそれぞれの経験について丁寧にまとめていく。それらをもとに、授乳を行う母親の経験に基づいた「情報提供支援プログラム」開発につなげる。それにより、母乳育児のイメージをより現実に近づけることができ、女性たちが自らの状況に合った授乳方法をみつけることができる支援を受けることが可能になると考える。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

コロナ禍により研究協力施設への依頼に時間を要し、また研究参加者のリクルートが困難であった。そのため、研究方法について再検討し変更を行った。

今後の研究の推進方策

授乳を継続している1名と1か月半健診が終わっていない1名に今後インタビューを実施する。その後、1名ずつの語りを分析しそれぞれの経験について丁寧にまとめていく。それらをもとに、授乳を行う母親の経験に基づいた「情報提供支援プログラム」開発につなげる。

次年度使用額が生じた理由

研究参加者へのインタビューが次年度も必要となり、謝礼・テープ起こし・分析・論文執筆等にかかる必要な経費が次年度への持越しとなったため。

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公開日: 2023-12-25  

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