研究実績の概要 |
2020年5月~9月に3ラウンドのデルファイ調査を実施した。ラウンド1では、248名の教員へ調査用紙を配付し、129名から返信があり(回収率52.0%)、有効回答数は118名であった(有効回答率91.5%)。ラウンド2では、116名から返信があり(回収率98.3%)、有効回答数は98名であった(有効回答率84.5%)。ラウンド3では、98名から返信があり(回収率100.0%)、有効回答数は92名であった(有効回答率93.4%)。 デルファイ調査の結果、ツールに11項目が新たに準備項目として追加、5つの準備項目が削除された。最終的に「卒業後の健康に関する準備」12項目、「卒業後に向けた心理的準備」9項目、「卒業後の生活に対する準備」11項目、「卒業後の活動に対する準備」9項目、「支援を継続するための準備」4項目の合計45項目から成る移行アセスメントツールを作成することができた。 上記調査内容を第41回日本看護科学学会学術集会にて報告し、最優秀若手口頭発表賞を受賞する等、研究結果について一定の評価を得ることができた。2021年 PLOS ONEへ投稿していたが、投稿先で査読者が決定せず、発表が遅れている。2022年2月28日に投稿先をInternational Journal of Disability, Development and Educationへ変更し、2022年4月8日に査読者が決定、2022年5月に査読者からレビューを受けているところである。 本研究において、残すは論文投稿のみであるため、2021年度でこの研究課題を終了とさせ、論文投稿を終えた際に研究成果報告書を再提出する予定である。
|