研究課題/領域番号 |
18K17599
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
高橋 在也 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任研究員 (30758131)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ACP / 市民教育 / 哲学 / 文化 / 生きがい / 対話 / ハンナ・アーレント |
研究実績の概要 |
2021年3月に「生活の繊細で感知されない側面-コロナ禍の課題から考えるエンドオブライフケアにおける文化の役割-」を執筆し、ACPの促進の上で欠かすことができない概念と捉えていた「文化」の概念とエンドオブライフケアの関連について、まとまった論考を完成することができた。 続いて、ACPと成人教育(市民教育)の関連を検討するために、「対話」の概念についての整理検討作業を、総合人間学会の「キーワード委員会」のキーワード集作成の仕事と同時並行しながら進めてきた。その成果については2023年度に公開予定である。 また、死生観教育のベースとなる哲学的側面については、アーレント、ハイデガー、及び『生きがいについて』の著者神谷美恵子の文献について検討を進めてきたが、現段階では論文化までは至っていない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は、市民と専門職の価値を生かした対話型市民教育のモデルの開発を目的としている。すでに、成人教育理論家J.メジローのモデルをもととした基礎モデルを開発(現在論文化の準備中)しているが、対話の意味を説得的に位置付けるために哲学的著作の参照作業を続けている。そのため、作業自体はやや遅れている状況である。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は最終年度として、アーレント等の哲学的著作のまとめ、及び死生観対話教育モデルの微修正を行い、最終報告につなげたい。 次年度はまた、上述の「対話」の概念をまとめた小論文(総合人間学会)、及びJ.メジローの理論を基礎にした市民対話教育モデルについての論文も執筆刊行予定である。 これらの論文と、今までの成果をつなげて最終報告書の作成に取り組む予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究推進のための図書費・消耗品費を、最終年度のために取っておくため、15万円程度の経費を繰り越した。
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