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2021 年度 実施状況報告書

重症心身障害児における愛着形成に焦点をあてた在宅支援モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 18K17609
研究機関畿央大学

研究代表者

田中 陽子  畿央大学, 健康科学部, 講師 (60448727)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード重症心身障害児 / 医療的ケア児 / 愛着形成 / 小児在宅ケア / ストレングスモデル / 母子保健
研究実績の概要

本研究の目的は、国内の医療的なケアが必要な子どもとその家族の在宅療養への支援として、ストレングスモデルを基盤とし、医療ケア児とその家族の愛着形成に焦点をあてて(1)在宅小児ケア児とその家族における支援ニーズの検証、(2)在宅支援状況の再検(3)在宅支援モデル構築であった。本研究は所属機関の倫理審査の承認後に実施した。研究方法は、訪問看護師を対象に愛着形成への支援として①今までの支援経過、②家族の方の期待や願望・能力・自信、③地域で活用されている社会資源、④親子の愛着形成における強み、⑤愛着形成の支援について目標や望まれる成果、⑥愛着形成についての支援の実際について半構成的面接を実施した。その際には、インタビューガイドを用いた。インタビューの内容から逐語録を作成し、データ分析はスーパーバイズを受けながら行った。2018年度は、質問紙調査実施の予備調査として、小児在宅看護を実践している訪問看護師にインタビュー調査を実施し分析を行った。2019年度は、重症心身障害児を育てている経験を持つ家族が、親子の愛着形成の経験をどのように在宅生活の中に位置づけ意味づけようとして語るライフストーリーを捉えるため調査を実施し分析を行った。2020年度は、第40回日本看護科学学会学術集会、日本地域看護学会第23回学術集会で研究報告を実施した。日本地域看護学会第23回学術集会において優秀演題賞の表彰を受けた。2021年度は、第41回日本看護科学学会学術集会において優秀演題抄録賞の表彰を受けた。国際学会6th International Conference of Global Network of Public Health Nursingにて研究報告を実施した。愛着形成への支援の実際について全国小児対象とする訪問看護ステーション1600か所へのアンケート調査を実施し現在分析中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

コロナ禍でアンケート調査の実施が大幅に遅れた。コロナ禍の影響でアンケートの回収状況も予想以上に悪くアンケート実施期間を延長し、追加アンケート発送を行うなどの対応を実施した。

今後の研究の推進方策

2022年度は、アンケート調査に基づく結果の分析を行う。学会発表および論文執筆を行う。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍にてアンケート実施期間の延長や、アンケート調査の追加発送等の必要性が生じたため。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 2021

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Trajectory Equifinality Approach to characterize the process of attachment formation between severely handicapped children and their mothers2022

    • 著者名/発表者名
      YokoTanaka,AyumiKono
    • 学会等名
      6th International Conference of Global Network of Public Health Nursing
    • 国際学会
  • [学会発表] 重症心身障害児とその家族の愛着形成過程における影響要因の検討2021

    • 著者名/発表者名
      田中陽子,河野あゆみ
    • 学会等名
      第41回日本看護科学学会学術集会

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公開日: 2022-12-28  

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