研究課題/領域番号 |
18K17612
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研究機関 | 大分県立看護科学大学 |
研究代表者 |
佐藤 愛 大分県立看護科学大学, 看護学部, 助教 (20634108)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 主観的咀嚼能力 / 特定健診受診者 |
研究実績の概要 |
1.特定健診受診者における主観的咀嚼能力の実態調査 2018年度にO市の特定健診を受診した約26,000人の主観的咀嚼能力に関するデータ分析を行った。2割の人が「噛みにくいことがある」または「ほとんど噛めない」と回答した。年齢階級別にみると、40-49歳では噛みにくいと回答した人の割合は1割程度であったが、55-59歳以上では噛みにくいと回答した人は約2割に増えていた。55-59歳の段階から、主観的咀嚼能力が低下している人が増加していることが明らかとなり、壮年期から歯周疾患やそれによる歯の喪失を生じている可能性が考えられた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
咀嚼機能の実態についてはデータ分析ができたものの、嚥下機能や咳嗽機能については調査できていないため。
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今後の研究の推進方策 |
当初予定していた嚥下機能や咳嗽機能の測定は、高齢者への接触を必要とし、かつ測定の特性上飛沫を生じやすいものであるため計画を変更する。令和2年度に分析できた咀嚼機能に焦点を当て、加齢に伴う主観的咀嚼能力の変化を質問紙調査やインタビュー調査等により検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
対面調査を実施せずデータ分析行ったため、旅費や人件費等に余剰が生じた。次年度、質問紙調査やインタビュー調査等を実施する際に使用する予定である。
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