研究課題/領域番号 |
18K17618
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
青木 さぎ里 自治医科大学, 看護学部, 講師 (90438614)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 保健師 / 離島 / 新任期 / 看護実践能力 |
研究実績の概要 |
研究の目的は、離島の地理的社会的背景を考慮した、離島市町村の新任期保健師を対象とする現任教育プログラムを作成することを目指し、離島で働く新任期保健師の看護実践能力の向上につながる経験について、離島の類型別の特徴を明らかにすることである。 調査対象は、離島市町村に勤務する保健師経験期間5年未満の常勤保健師及びその上司である。 離島は医療資源が脆弱なところが多くあり、ひとたびCOVID-19の感染者が発生すると医療崩壊が起こる可能性が高い地域である。さらに経済をはじめとする島の全機能が麻痺し、島の地域社会が崩壊する可能性も考えられた。 そこで2020年度は離島の市町村保健師3名及び保健所保健師1名を対象に、メール及び電話、オンライン会議システムを用いて、COVID-19患者発生時の保健師対応状況とCOVID-19感染症発生前の保健師活動と住民生活への影響を把握するために聞き取り調査を行った。この調査から、本研究に関しては対象となる離島市町村保健師は拡大防止及び感染者発生時の対応などで多忙を極めていたことが確認され、本年度は調査は見合わせることにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
対象となる離島市町村保健師はCOVID-19の拡大防止及び感染者発生時の対応などで多忙を極めていたことから、本年度の調査を見合わせたため。
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今後の研究の推進方策 |
今後もCOVID-19に関連して離島への調査が困難な状況が続くと想定される。当面は調査対象の選定段階や文献検討などを進め、調査の時期については対象の意向を十分にくみ取り、適切な時期に実施する。また、対象自治体の外出自粛制限や対象の希望等に応じてオンラインによる調査方法も併用する。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年度に予定した調査ができなかったため残額が生じた。次年度以上に調査を実施する予定である。
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