研究課題
研究の目的は、離島の地理的社会的背景を考慮した、離島市町村の新任期保健師を対象とする現任教育プログラムを作成することを目指し、離島で働く新任期保健師の看護実践能力の向上につながる経験について離島の類型別の特徴を明らかにすることである。2023年度は、対象の選定にあたりネットワークサンプリングを行い、離島類型の5つの類型(孤立型離島、本土近接型離島、一部離島型離島、群島主島型離島、群島属島型離島)のうち、群島主島型離島4件にアポイントを取った。保健活動状況の把握を目的に対面で1件インタビューし、もう3件は電話で情報把握をし、調査は2024年度に行うことになった。
4: 遅れている
対象となる離島市町村保健師はCOVID-19の対応及びワクチン接種の実施などで多忙を極めていたことから、2023年5月まで調査を見合わせたため。
COVID-19の感染症法上の位置づけが2023年5月8日から5類に移行し、COVID-19関連の市町村保健師業務が軽減された。2023年度までに状況把握した町村を中心に研究に係る調査を2024年度に実施する。
予定した調査が実施できなかったため、次年度使用額が生じた。次年度は、図書等の物品費として50,000円、調査に係る旅費として1,220,000円、音声データの文字起こし等その他の費用として130,000円として使用予定である。調査は、孤立型離島3件、本土近接型離島2件、一部離島型離島1件、群島主型離島3件、群島属島型離島1件を行う予定である。