本研究は、過疎地域で暮らす社会的に孤立した高齢者の現状について明らかにすること、および過疎地域で高齢者を支援する看護職が異なる地域性の中でどのように高齢者を支援しているかを明らかにした上で、社会的に孤立した高齢者が住み慣れた地域での暮らしを継続できるための支援モデルの構築を目的としている。 本研究では、2019年度に地域包括支援センターの看護職を対象として、看護職が支援している社会的に孤立した高齢者の行動の傾向について、インタビューの結果をまとめ、2021年度にInternational congress of Behavioral Medicineで、ポスター発表を行った。 COVID-19感染症対策の影響を受け、研究協力者の確保や研究者と協力者とのスケジュールが調整に困難をきたした。また、最終年度の2023年度には質問紙調査の実施を予定していたが、研究時間の確保が可能な時期に、下肢骨折による入院や、それ伴う移動等に支障をきたしたため、研究の遂行が困難となった。
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