研究課題/領域番号 |
18K17647
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研究機関 | 大分県立看護科学大学 |
研究代表者 |
山田 貴子 大分県立看護科学大学, 看護学部, 助教 (30645536)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 訪問看護師 / 臨床判断 / 判断 |
研究実績の概要 |
本研究課題は、熟練訪問看護師の観察スキルを可視化し、観察から臨床判断までの思考過程のモデルを構築することである。 2020年度は文献研究より、訪問看護師の臨床判断を構築する要素には、①臨床判断に用いた情報手がかりに関するもの11カテゴリー、②臨床判断に影響を及ぼす要因に関するもの8カテゴリー、③臨床判断の内容に関するもの12カテゴリー、④ケア内容・方法の決定に関するもの9カテゴリーの4つに分類された。訪問看護師の臨床判断には療養者だけではなく家族や療養環境、ケアチームなど様々な側面からの情報を統合して、臨床判断を行い、ケア内容・方法の決定につなげていた。 2021年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、対象施設での研究活動が困難であった。 2019年度と2020年度の研究成果を本年度の日本看護研究学会とThe 11th Hong Kong International Nursing Forum で学会発表を行った。新型コロナウイルス感染拡大により、学会はWeb開催で誌上発表であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2021年度は訪問看護師に対して、眼球運動測定装置とインタビューにより観察から臨床判断までの思考過程について調査する予定であったが、新型コロナウィルスの影響により調査が困難であった。
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今後の研究の推進方策 |
2021年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、訪問看護に携わる訪問看護師に対する調査は困難であったため、2022年度のコロナの状況を踏まえて可能な範囲で実施する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度は調査を実施できなかったため、経費をあまり使用しなかった。次年度は調査実施のための経費、解析ソフトなどを購入予定とする。
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