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2018 年度 実施状況報告書

在宅脳卒中者の活動性向上を目的とした行動変容型計画介入の効果検証

研究課題

研究課題/領域番号 18K17652
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

三浦 佳代  埼玉医科大学, 保健医療学部, 助教 (40805389)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード行動変容 / 脳卒中 / 社会参加 / 在宅 / 生活の質
研究実績の概要

本研究では,脳卒中者の退院後の活動性,および生活の質の向上を目指し,回復期リハビリテーション病院入院中に実施する行動変容型介入プログラムの効果を検証している。行動変容型介入プログラムとは,行おう,または行いたいという意図のある行動に対して,具体的な計画(行動計画・対処計画)を立案させるものである。
研究Ⅰでは,先行研究により開発済みの介入冊子を用いて,行動変容型介入の効果検証を行う。研究ⅡおよびⅢでは,対象者および介入者によるプログラムの評価を予定している。
平成30年度には,介入プログラムの実施に向けて,介入者の教育を行い,研究Ⅰを開始した。具体的には,回復期リハビリテーション病院入院者を入院時に介入群と統制群に分け,介入群には入院初期から,1ヵ月ごとに継続して退院後の活動実施に対する具体的な計画の立案を促す介入を実施している。さらに,両群に対し,入院前から退院後にかけての,活動性,および生活の質などの縦断的調査を実施している。
研究Ⅰは平成31年度にも継続して実施する。
現在のリハビリテーションに関わる制度では,退院後に専門職による介入時間が減少し,特に脳卒中者においては,退院後に活動性が低下してしまう者が多く存在している。本研究は,入院中から退院後の活動に対する行動変容を試み,退院後の活動性を向上させようとするものであり,脳卒中者の退院後の活動性,および生活の質の向上に寄与することができる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究実施施設の協力が得られ,順調に被験者の確保ができている。

今後の研究の推進方策

当初,2施設での研究を予定していたが,予定していた1施設から協力が得られにくいこと,および1施設でも被験者の確保が可能であることから,1施設のみを対象として研究を実施する。1施設のA病棟入院者を介入群とし,B病棟入院者を統制群として介入の設定を行う。両病棟は,疾患や重症度に差がなく,入院中に顔を合わせる機会はないため,介入および統制群の設定として妥当である。
今後は,平成30年度から継続して研究Ⅰを実施し,被験者が退院6ヵ月に至った時点で研究ⅡおよびⅢを開始する。研究ⅡおよびⅢの開始は,2019年6月以降になる見込みである。

次年度使用額が生じた理由

今年度,当初の予定より,整理ファイルを安く購入することができた。次年度,新たに,質問紙郵送用としてラベルプリンターが必要であるため,ラベルプリンターの購入資金に充てる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Booklet-based intervention for activity, participation, and QOL improvement of stroke survivors: Quasi-experimental designs2018

    • 著者名/発表者名
      Kayo Miura, Koji Takenaka, Toshihiko Tsutsumi
    • 学会等名
      32nd Annual Conference of the European Health Psychology Society
    • 国際学会

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公開日: 2019-12-27  

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