研究課題/領域番号 |
18K17671
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
島田 昇 広島大学, 病院(医), 理学療法士 (20467773)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 特定臨床研究倫理審査委員会承認 |
研究実績の概要 |
本研究は、変形性膝関節症(膝OA)患者において、歩行中内側広筋の活動タイミングが遅れることで生じる膝関節急速内反運動を抑制することで、膝OAの症状進行が抑制できるかを検証することである。当該年度は、膝OA患者を対象に、1)歩行周期中の適切なタイミングで筋収縮を促す機能的電気刺激(FES)を使用した歩行時筋活動再教育訓練は膝関節急速内反運動を抑制することを目的として研究を行った。 研究実施に先立ち、倫理審査委員会により特定臨床研究として倫理審査を受けることとなった。手続きに一年間の期間を要したため、当該年度は倫理審査に必要な手続きを行い、予備実験として、健常人を対象として、研究手法について確立した。研究手法については、当初の研究計画書と大筋変更なく実施できることを確認した。また、研究指導者であるSydeny大学のEvangelos氏と日本福祉大学の鳥山氏の指導により、筋活動様式の測定機器を、より勘弁で精度が高く動作解析との同調性が良く測定が可能な機器である高性能無線表面筋電計(Bagnoli- 2 EMG System,DELSYS社)を導入し変更することとなった。また、倫理審査委員会の指導により、対象症例数を当初100名で計画していたが、30名に変更することとなった。 なお、倫理審査委員会より2019年4月1日より研究開始の許可を得た。その後、整形外科医の協力のもと、対象者を選択し、現在1名におてい計測を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
特定臨床研究倫理審査委員会の手続きに想定以上の時間を要したため。
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今後の研究の推進方策 |
2019年4月1日より研究開始の許可を得た。2019年度上半期で初回介入予定人数である30名を測定し、その後研究計画に沿って実施する予定である。本研究は2年間の観察期間を設定しているが、現在の進捗状況であれば、予定期間内に終了できないため、最終評価時期を延長する可能性がある。
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次年度使用額が生じた理由 |
特定臨床研究審査委員会の承認手続きに要した期間が計画を大幅に長期化し、研究開始時期を延期したため、使用機器のレンタル料が次年度に繰り越されたため。
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