研究課題
本研究は,(1)高齢心不全の栄養状態が入院中及び維持期の生活機能低下の発生に及ぼす影響,(2)栄養状態が生活機能低下の発生に及ぼす影響の強さが医学的要因や心里社会的要因の有無によって異なるかを明らかにすることを目的として行われている. 2021年度には,本研究の遂行に必要な患者情報を登録するデータ ベースの運用を継続した. また,本観察研究における重要な観察指標である生活機能と予後との関係を後ろ向き観察研究として調査し,その成果を国際誌に発表した.
3: やや遅れている
新型コロナ感染拡大に伴い,多施設観察研究が可能となるような研究組織の構築に時間を要した影響を解消できなかったため.
運用を開始した研究データベースへの患者登録とベースライン調査を続ける.ベースライン調査では,継続的な患者登録と情報収集が実施できるよう,引き続き研究代表者と各協力施設の担当者と連携していく.
新型コロナウイルスの感染拡大により学術集会がオンライン開催となったことに伴い,学会参加に係る旅費が発生しなかったため.最終年度も同様の状況が見込まれるため,残余金を論文投稿費に充当する予定である.
すべて 2021
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 1件)
ESC Heart Failure
巻: 8 ページ: 2617~2624
10.1002/ehf2.13430
Circulation Journal
巻: 86 ページ: 70~78
10.1253/circj.CJ-21-0584