研究課題
若手研究
本研究の目的は、ウェアラブルデバイスを用いて上肢の運動負荷の評価・管理法を確立することであった。われわれが開発した着衣型ウェアラブルデバイスを用いて、装着時の上肢関節運動の測定および検証を行い、解析結果のデジタル化およびデータ管理が容易に行える可能性を見出した。またウェアラブルデバイスを用いて野球投手の肘内側にかかる負荷を定量的に評価することにより、肘内側障害の予防と競技復帰につながる新たな知見を得た。
整形外科学
上肢に対する適切な運動負荷の設定が明らかになっていないため、オーバーユースによるスポーツ傷害に陥る選手は決して少ないとはいえず、運動負荷の正確な評価法が求められている。本研究ではウェアラブルデバイスを用いて簡便かつ定量的に上肢の運動負荷を測定・評価し、上肢関節の障害予防や競技復帰のためのリハビリテーションに有用な知見を示した。