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2019 年度 研究成果報告書

有効な治療法確立に向けた骨格筋侵害受容器の電気生理学的分類と局所的遺伝子解析

研究課題

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研究課題/領域番号 18K17687
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関新潟医療福祉大学 (2019)
帝京大学 (2018)

研究代表者

太田 大樹  新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 助教 (10712432)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワード痛み / 侵害受容器 / 交感神経 / 非活動性侵害受容器 / 骨格筋疼痛 / 単一神経記録法
研究成果の概要

本研究では「非活動性侵害受容器」に着目し、電気生理学的特性による骨格筋神経の分類を行った。また、骨格筋神経細胞における「非活動性侵害受容器」特異的マーカー因子の発現形態を組織学的手法により調べた。その結果、骨格筋神経において「非活動性侵害受容器」が存在し病態化により活動性を獲得することや、骨格筋神経には交感神経が極めて多く分布することがわかった。さらに、「非活動性侵害受容器」の特異的マーカー因子が骨格筋神経にも発現することが明らかとなった。

自由記述の分野

環境生理学(含体力医学・栄養生理学)

研究成果の学術的意義や社会的意義

肩こりや腰痛などの骨格筋の痛みは、我が国においてきわめて罹患者数が多くありふれた病態であるにもかかわらず、不明な点が多く残されている。その理由の一つに、骨格筋の痛みそのものの理解が他組織に比べ遅れている点が挙げられる。本研究では、骨格筋神経にも「非活動性侵害受容器」が存在し活性化すること、この特異的マーカー因子が骨格筋神経細胞にも発現するとの知見を得ることができた。これらの研究成果は、骨格筋神経の再分類という学術的意義とともに、骨格筋の痛み治療に寄与することが期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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