研究課題
高齢化により急増する心房細動患者の治療として、洞調律に戻すカテーテルアブレーション(CA)術が増加している。しかし、CA後の洞調律の維持率は十分ではなく、心房細動の再発予防が社会的に急務となっている。近年、CA後の心房細動の再発に関係する因子として、左心房径の拡大、交感神経活性の亢進、そして血管炎症の高値などが報告されている。一方で、心疾患患者に対する定期的な運動療法が心機能の改善、自律神経機能の是正、そして血管炎症の低下を生じることが報告されている。本研究の目的は、心房細動に対するCA後の運動療法の確立のために、CA後の運動療法の効果を検証することである。
2: おおむね順調に進展している
患者の登録が円滑に実施でき、現在、目標サンプルサイズの評価はすべて終了した。
現在、解析の一部の成果を発表した。今後は、フォローアップ研究を実施して、長期的な効果を判定していく。
消耗品の消費が計画より少なかったため、若干の繰越金が生じた。
すべて 2020 2019
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件)
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