【目的】急性期脳卒中例に対するサイボーグ型ロボットであるHybrid Assistive Lomb(HAL)を用いた歩行運動治療の有効性を、身体機能、表面筋電図装着によるpiper band activity (30-60Hz)の検出、歩行パターン解析より検討した。【結果】HAL群(15例)とコントロール群(9例)は、身体機能、歩行パターン解析において、両群間に有意差はなかった。さらに、表面筋電図評価を実施した13例全例でpiper band activity が検出された。 【まとめ】急性期脳卒中例へのHAL歩行運動治療は、コントロール群と比べて、身体機能と表面筋電図解析に差を認めなかった。
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