脳卒中のリハビリに革新をもたらす技術としてブレイン・マシン・インタフェース(BMI)技術が注目されている。しかしながら、脳卒中患者向けのBMI実用化というゴールにたどり着くまでには、まだ課題が山積している。特に、脳波を専門とする研究者でなくてもBMIシステムを使えるようにすること(ユーザビリティの課題)、そして、適切な訓練の頻度や一回あたりの時間などの訓練量を最適化することが課題となっている。本研究ではこれらの課題を解決することを目指した。研究結果として、少人数ではあるが、脳卒中発症から7日から24日後の患者4名がベッド上で安全に訓練できることを示すことができた。
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