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2022 年度 研究成果報告書

転倒や事故予防のための加齢変化早期発見・改善を目的としたインタフェース開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K17712
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関玉川大学 (2019-2022)
東京工業大学 (2018)

研究代表者

武藤 ゆみ子  玉川大学, 脳科学研究所, 准教授 (30614614)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード福祉工学 / ヒューマンインタフェース / 加齢
研究成果の概要

加齢による姿勢への影響に着目し、姿勢への影響は,直立静止時よりも立ち上がりや歩行時などの動作時に顕著に出ることを示した。さらに、272名の65歳以上の高齢者の姿勢・年齢・性別・骨密度・身長・体重・体脂肪・左右腕力・左右脚力,及び,転倒歴の有無を調べることにより、高齢者の健康状態には個人差があり、筋力・体脂肪・姿勢のパラメータにより健康状態の分類が可能であることを示した。これらの研究成果を積み上げ、最終的には、高齢者の健康状態の個人差に着目し、動作時の姿勢の改善を目的として、MR(Mixed Reality)技術を活用した手法を提案した。

自由記述の分野

福祉工学、ヒューマンコンピュータインタラクション、ヒューマンインタフェース、情報工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来の姿勢の改善については、静止時の脊柱の湾曲度合いを計測し、その結果に基づき助言を行う手法が一般的であった。また、静止時の姿勢の計測結果に基づき、動作時の姿勢の改善へつなげることは難しい。さらに、実環境における歩行などの動作時には、安全な動作のために、周囲や外乱に向けて注意を向ける必要もあり、動作中に意識的に姿勢改善を行いつつ、外乱等に対応していくことは、ユーザに負荷をかけるとともに、安全性が懸念される。提案されたMR技術を用いた姿勢改善技術は、これらの課題を解決し、個人差に対応しつつ、投影された自己の姿勢を視認しながら、歩行など自由な動作における個々の姿勢特性を可視化することができる。

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公開日: 2024-01-30  

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