研究実績の概要 |
視聴覚刺激によって喚起される快・不快感情は顔面皮膚血流変化ならびに大脳皮質脳活動を生じさせる、と先行研究は報告した(J Physiol Sci.68(2):175-190,2018 Physiol Rep. 5(21), e13488,2017.)このような快・不快感情は、視聴覚刺激によって喚起された場合のみならず、異なるモダリティである嗅覚刺激によって喚起された場合においても顔面皮膚血流反応を用いた評価が有効であるか否かについては不明であった。
そこで本研究は、嗅覚刺激により惹起された感情変化とそれに伴う顔面皮膚血流量の変化が、認知機能および大脳皮質脳活動に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。
2018年度の研究計画として、嗅覚刺激に伴う感情状態の変化について顔面皮膚血流反応を用いた評価が有効か否かを明らかにすることを考えていた。しかし、病気休職のため研究活動が停滞した。
|