研究課題/領域番号 |
18K17727
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
西村 行秀 岩手医科大学, 医学部, 教授 (20464117)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 測定トレーニング / 対象者選定 |
研究実績の概要 |
前十字靭帯損傷者にとって受傷後、日常生活やスポーツに復帰することは非常に重要であり、実際に日常生活やスポーツに復帰できている指標を確認する必要がある。そのために、まず活動量計をもちいて日常生活が健常者と同程度行うことができているか否かを確認することとした。まず、健常者の日常生活中の活動量や活動様式を測定するための機器を購入し、健常者で測定を開始した。健常者の日常生活における活動量や活動様式を十分把握することで、今後測定を予定している前十字靭帯損傷者の活動量や活動様式を測定し健常者と比較することができる。この測定をすることで、前十字靭帯損傷者が日常生活やスポーツに復帰していることを客観的に裏付けることが可能となる。適切な対象を選定することが本研究の質を高め、意味あるものにするために重要である。 また、表面筋電図を用いた周波数パワースペクトル解析をおこなうためには測定のための技術や知識に習熟しなければならない。表面筋電図を用いた周波数パワースペクトル解析を行うためには安定したデータの採取が必須となる。このデータを採取するためには測定方法と測定技術を十分に理解し習得する必要がある。正確に測定ができなければ、データの解析に信頼性がなくなってしまうため、本研究を遂行するに先立ち、研究協力者に表面筋電図周波数パワースペクトル解析をもちいた筋疲労特性の技術習得トレーニングをおこなった。 次年度以降に研究対象者を測定できるようにするための対象の選定を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
測定対象者の選定をより信憑性の高い者にするために活動量計を用いて対象者の活動量を健常者と比較することを追加した。そのための準備を行こととしたため、予定していた研究に追加する検討項目が増えた。そのために若干の遅延が生じたが、その後の進捗状況と合わせるとおおむね順調に進展していると考えます。
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今後の研究の推進方策 |
適切と思われる対象者を十分人数選定し、その者たちに対象者として適切か不適切かを調査する必要がある。その選定を行った後、正式な研究対象者を選定する予定である。 また、引き続き筋電図を用いた周波数パワースペクトル解析を行うためのトレーニングを行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究を遂行するための機器を購入したが、予定よりも安く抑えられた。 その差額を次年度に繰り越し、被検者測定に使用するセンサーや電極を固定するための専用テープ、機材等を購入したいと考えている。
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