【研究目的】本研究の目的は、日本人の腸内細菌叢の構成を変化させうる身体活動の条件を明らかにすることであった。 【方法】本研究では、健常若年成人男性30名(平均20.7歳)に対して、ランダム化クロスオーバー比較対照試験を実施した。参加者は、6週間のコントロール(Control)施行、6週間の中強度運動施行(INT)の両施行を実施した。INTは中強度の身体活動を週150分(50分の運動を週3回)を実施し、介入前後の腸内細菌叢の構成の変化を評価した。 【結果】6週間のINTにより、Proteobacteria門(Bilophia属、Parasutterella属)が有意に減少したことを見出した。
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