研究課題/領域番号 |
18K17747
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
朝倉 智之 群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (40641444)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | fluidity / 流動性 / sit-to-walk task / 評価 / 加速度計 / 妥当性 |
研究実績の概要 |
予定した対象者数には到達していないが、現段階のデータで人工膝関節置換後患者の加速度計を用いたfluidityの評価の妥当性の分析を行った。術後、対象者のfluidityは経時的に上昇することが認められた。加速度計を用いた評価について、退院時の測定では単回帰分析より一定の妥当性を認めた(r²=0.53)一方、手術後2週間時点での妥当性については十分な精度とは言えない(r²=0.47~0.43)結果となった。対象者のfluidityの分布が限定的だったことから、更なる対象者データの収集が必要であることや、動作戦略や加速度波形上の空間的要素を加味するなど、解析手法の修正が必要であることが明らかとなった。以上、第24回日本基礎理学療法学術大会での発表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
測定機器の変更の必要性が生じたため、変更後機器の調整と倫理審査の再審査のため、データ収集を中止したため。
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今後の研究の推進方策 |
現状では新型コロナウィルス感染拡大のため病院でのデータ収集が行えないため、現有データの解析を進め、より精度の高い手法を検討する。新型コロナウィルスの終息をみて、データ収集を再開する。
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次年度使用額が生じた理由 |
データ収集上、追加で必要になった機器の購入と、学会発表費用、論文作成(英文校正等)および投稿費として使用する。
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