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2023 年度 実績報告書

脳血管障害者の把握力調整能力の解明と新たな手指機能介入プログラムの開発応用

研究課題

研究課題/領域番号 18K17762
研究機関東京都立大学

研究代表者

金野 達也  東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (00758477)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード把握力調整能力 / 手指機能 / 脳血管障害
研究実績の概要

2023年度の実績は以下の通りであった。
①感染状況に合わせて、研究協力施設スタッフの協力を得て、感染対策を行いながら追加データをを収集することができた。
②収集したデータをまとめて、脳血管障害者の把握力調整能力に関連する要因について、リハビリテーション関連の学会で発表することができた。学会発表では、研究内容について聴講者から質問を受け、研究内容や結果の解釈についてディスカッションすることができた。また、類似内容の研究を実施している他の研究者とも話す機会があり、研究の実施方法や工夫点について情報交換をすることができた。
③学会発表後、さらにデータ収集を実施し、脳血管障害者の把握力調整能力と上肢・手指機能との関連について分析した結果、非麻痺側の把握力調整能力(等尺性区間)とMAL(QOM)で有意な正の相関がみられた.また,非麻痺側の把握力調整能力(等尺性区間)は,非麻痺側の握力とARATで負の相関がみられた.そのため、非麻痺側の把握力調整能力は,日常生活における麻痺手の使用の質に影響するため,脳血管障害者の麻痺側だけではなく,非麻痺側の把握力調整能力に配慮した評価・介入の必要性が示唆された.現在、この結果を公表するために、国際誌に投稿しているところである。
④第1研究で得られたデータを基に、研究グループで再検討し、把握力調整能力向上のための介入プログラムに一部修正を行った。脳血管障害者に、修正した介入プログラムを実施したところ、短期間で把握力調整能力に改善が認められ、本介入プログラムの効果に関する示唆を得ることができた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 脳血管障害者における把握力調整能力の関連要因-年齢と発症してからの期間を調整した検討-2023

    • 著者名/発表者名
      金野達也, 河原克俊, 田坂陸, 櫻井知征, 森田良文
    • 学会等名
      第57回日本作業療法学会(沖縄)

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公開日: 2024-12-25  

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