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2022 年度 実施状況報告書

加熱式たばこが呼吸機能と呼吸筋, 2型糖尿病ラットに与える影響について

研究課題

研究課題/領域番号 18K17779
研究機関畿央大学

研究代表者

西井 康恵  畿央大学, 健康科学部, 助教 (50461207)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード加熱式タバコ
研究実績の概要

2021年度に実施した動物実験の血液サンプル、気管肺胞洗浄液サンプルを用いて、コチニン濃度、炎症性たんぱく濃度等の測定を実施した。燃焼タバコ群、燃焼タバコ+高圧酸素群、燃焼タバコ+高圧酸素+運動群、加熱式タバコ群、加熱式タバコ+高圧酸素群、加熱式タバコ+高圧酸素+運動群において、経時的な血中コチニン濃度を一部測定した。加熱式タバコと燃焼タバコの煙水溶液におけるニコチン濃度は、異なっているためタバコの種類による比較は不可能であるが、タバコ煙水溶液投与前は全群、検出限界以下であり、前日の投与によるコチニンの残存は認められなかった。燃焼タバコにおいて投与後20分は検出限界以下、投与後60分では、介入なし、高圧酸素、高圧酸素+運動の間で、平均血中コチニン濃度は11~13ng/mLで、介入による差は認められなかった。TNFーα、IL-6においてはたばこ煙溶液投与後6週間における血中濃度は検出限界以下であった。同様のBALFにおいては、燃焼たばこ群においては、介入の種類、有無に相関は認められなかった。また加熱式たばこ群において、高圧酸素+運動群のTNF-α濃度が他の介入よりも高い傾向であったが、有意差は認められなかった。燃焼タバコ投与における活性酸素の増加が報告されており、本実験においても血中8-OHgdを測定したが、検出限界以下であった。これは血液採取のタイミングが解剖時(たばこ煙投与後24時間経過)であったこと、推奨希釈濃度20倍について本実験では考慮すべき点であったと推察される。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

筋組織、肺組織の解析が完了できていないため。

今後の研究の推進方策

たばこ煙溶液投与後の血中コチニ濃度の経時的変化を見るため、まだ測定できていないサンプルについては測定を完了させる。組織についても分析を進める。

次年度使用額が生じた理由

サンプルの分析が途中であるため。

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公開日: 2023-12-25  

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