• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 実績報告書

非アルコール性脂肪肝に対する表面電気刺激の効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18K17782
研究機関久留米大学

研究代表者

橋田 竜騎  久留米大学, 医学部, 助教 (40754841)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワード非アルコール性脂肪肝 / 電気刺激 / マイオカイン
研究実績の概要

【背景】マイオカインである、脳由来神経栄養因子(brain derived neurotrophic factor:BDNF)、マイオスタチンは筋肥大や、糖代謝に関連があると報告されている。有酸素運動に神経筋電気刺激(neuromuscular electrical stimulation:NMES)を組み合わせて行うことで、身体機能改善、糖代謝の改善を認めたと報告され、生活習慣病の予防として期待できる。本研究の目的はエルゴメータにNMESを同時に加えた運動法(HTS)のマイオカイン分泌に及ぼす影響について評価することである。
【方法・対象】健常成人13名[(平均±標準偏差):平均年齢29.25±6.8歳]が参加した。被験者にエルゴメータのみの運動(control)を30分間行う場合と、HTSを30分間、合計2回実施した。統計解析:各運動様式における前後比較はWilcoxon符号付順位検定、運動様式における群間比較を行うために、各マイオカインの変化量を、線形混合モデルを用い検討した。有意水準はp <0.05とした。
【結果】HTSでは運動前後で、BDNF、マイオスタチンは有意に増加した[BDNF前:1212.21±264.85(pg/ml)、後:1438.76±393.35(pg/ml)、マイオスタチン前:1569±658.67(pg/ml)、後1643.65±647.45(pg/ml)]。群間比較では、HTSがcontrolと比較してBDNFが有意に運動後増加を認めた[ΔBDNF(control、HTS);85.43±273.12(pg/ml)、266.37±413.17(pg/ml)]。
【結論】エルゴメータにNMESを同時に加えた運動法であるHTSは、通常のエルゴメータ運動と比較してBDNFを効率的に増加させた。

URL: 

公開日: 2021-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi