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2023 年度 実績報告書

科学知と実践知の融合によるプライオメトリックトレーニングプログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K17806
研究機関山梨学院大学

研究代表者

苅山 靖  山梨学院大学, スポーツ科学部, 准教授 (30734660)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワードジャンプ / 技術 / 質的・量的データ
研究実績の概要

ジャンプ運動を用いたプライオメトリックトレーニング(以下、プライオメトリクス)は、下肢筋のパワー発揮能力を改善するための重要な方法である。申請者らはこれまでに、プライオメトリクスを効果的に実施するための前提となる諸能力について、主に体力要素を明らかにしてきた。本研究では、これまでに検討していなかった技術要素について、動作分析法を用い科学的に検証し、さらに、その技術を習得する「手段」をコーチが持つ実践知の収集によって開発し、その有効性をトレーニング介入により検証する。このように、科学知と実践知の融合による知見と、これまでの申請者らの知見を合わせることによって、実践現場の課題解決に役立つプライオメトリクスプログラムの開発を目指す。
本研究では、対象とするプライオメトリクス手段を、実践現場で多く用いられているものの高い技術が要求される「バウンディング」運動とした。「課題1:動作分析法による定量的な技術課題(科学知)の抽出」では、動作分析法により熟練者と未熟練者の相違を定量化し、バウンディングにおける技術課題を提示した。また、「課題2:コーチの持つ実践知の収集と技術トレーニング手段の開発」では、プライオメトリクスに精通しているコーチから、定量化した技術課題を解決するための手段や留意点を質的に得た。そして、「課題3:開発した手段を用いたトレーニングの効果」として、これらの知見を基にバウンディング能力の向上を含めたトレーニングを計画・実践し、その効果を検証したところ、バウンディング能力の向上と共にそれに伴う技術課題の解決などの変化が得られた。最後に、これらの研究成果とこれまでの申請者らの知見を融合し、技術性の高いバウンディングの能力を改善するためのプライオメトリクスプログラムを提案した(課題4)。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Association of multi-phase rates of force development during an isometric leg press with vertical jump performances2024

    • 著者名/発表者名
      Zushi Kodayu、Kariyama Yasushi、Nagahara Ryu、Yoshida Takuya、Zushi Amane、Ohyama-Byun Keigo、Ogata Mitsugi
    • 雑誌名

      PLOS ONE

      巻: 19 ページ: e0292428

    • DOI

      10.1371/journal.pone.0292428

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Comparison of Joint-Level Kinetics During Single-Leg and Double-Leg Weightlifting Derivatives2023

    • 著者名/発表者名
      Hayashi Ryohei、Yoshida Takuya、Kariyama Yasushi
    • 雑誌名

      Journal of Strength and Conditioning Research

      巻: 37 ページ: 1017~1022

    • DOI

      10.1519/JSC.0000000000004355

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 競泳のターン速度に影響する跳躍能力-壁接地時間に着目して-2024

    • 著者名/発表者名
      須佐仁,小島毅,苅山靖
    • 学会等名
      日本コーチング学会第35回学会大会

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公開日: 2024-12-25  

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