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2019 年度 実施状況報告書

曲走路疾走が得意な選手の特徴の解明と新たな指導・トレーニング方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K17809
研究機関環太平洋大学

研究代表者

石村 和博  環太平洋大学, 体育学部, 講師 (60723707)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード短距離走 / 曲走路 / 体力 / 形態
研究実績の概要

2019年度は,実施が遅れていた『曲走路疾走が得意な選手の形態・体力的特徴』および『曲走路疾走の得意な選手の疾走動作の特徴』について実験を行い,データ収集を行った.
『曲走路疾走が得意な選手の形態・体力的特徴』については,当初は本学施設に設置されているボディラインスキャナを用いて形態計測を行う予定であったが,予備実験を重ねるうちに,計測されたデータの再現性,妥当性が著しく低いことが判明した.業者へ対応を求めたが,十分な対応がなされなかったため,テープメジャーを用いて四肢長および周径囲を測定することに変更し実施した.体力的特徴では,当初予定から全身反応時間の測定および下肢等速性筋力の測定を取りやめて実施した.
『曲走路疾走の得意な選手の疾走動作の特徴』については,予定通り実施することができた.被験者に直走路および曲走路60mを最大努力で疾走させ,後半30mのタイムを計測し,40-50m地点の疾走動作を撮影した.撮影には15~16台の専用赤外線カメラを用いたモーションキャプチャーシステム(Qualisys社製)を用いた.ただし,カメラの有効画角の問題から撮影周波数は当初の250Hzから120Hzに下げざるを得なかった.
実験・データ計測については予定通り2019年度までに完了することができたが,データの解析が現在遅れている.データ解析に用いるために2019年度はデスクトップPCを購入したが,新型コロナウイルス対策のため本学は原則テレワークとなっており研究室への入室ができず,データ解析に大きな後れが生じている.これが解消次第,データ解析を進めていく予定である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

実験・データ採取については予定通り完了しているが,データ解析に遅れが生じている.データ解析に用いるために2019年度はデスクトップPCを購入したが,新型コロナウイルス対策のため本学は原則テレワークとなっており研究室への入室ができず,データ解析が十分に行えていないためである.これが解消次第,データ解析を進めていく予定である.

今後の研究の推進方策

疾走動作の解析は専用ソフトをインストールしているPCが必要なため,テレワークが解消し次第解析を進めていく.それ以外のデータ整理,分析,研究成果をまとめトレーニング方法の開発の準備を進める.テレワーク解消時期が遅れる場合は,研究機関の延長も視野にいれる.

次年度使用額が生じた理由

2018年度の研究が遅れたため,2019年度に国際学会参加ができず旅費が計上できなかったことが大きな理由である.
また今年度も国際学会は開催されない見通しであるため,論文制作・投稿にかかる費用に支出を増やす予定である.

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公開日: 2021-01-27  

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