研究課題/領域番号 |
18K17814
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研究機関 | 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター |
研究代表者 |
星川 雅子 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ研究部, 副主任研究員 (60284923)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 睡眠 / アスリート / アクチグラフ |
研究実績の概要 |
①アスリートのパフォーマンスを向上させる「自宅での睡眠」に関する研究 アスリートを対象に、2週間の睡眠記録とミュンヘンクロノタイプ質問紙による睡眠中央時刻の調査を行った。2週間の睡眠の中央時刻はミュンヘンクロノタイプ質問紙による睡眠中央時刻と高い相関にあった。また睡眠中央時刻は、午前のトレーニングや学校の開始時刻と高い相関があった。また、2週間記録した実際の就寝・起床時刻は変動が大きく、質問紙調査で回答される就寝ー起床時刻とは大きく異なった。 ②メガネ型光照射装置が海外遠征時の睡眠に及ぼす影響についての研究 時差9時間のアメリカ合衆国へ行く前の4日間、睡眠/覚醒スケジュールを前進させ、早朝にメガネ型光照射装置を用いる時差調整を行った場合とおこなわなかった場合の睡眠パラメータを比較した。その結果、調整を行った場合の方が、アメリカでの睡眠の睡眠効率の悪化を防げることが明らかとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症拡大により、唾液中のメラトニン濃度を計測する研究や海外遠征時の睡眠の質を調べる研究が行えなくなっているため。
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今後の研究の推進方策 |
感染症の拡大が少し収まってきた時期を見計らって研究を実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナウイルス感染症の状況が収束せず、実験を実施できなかったため
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