昨年度分析を行った睡眠計測結果について、論文を作成、投稿した。論文では、海外のハイパフォーマンスアスリートの睡眠の論文の結果を引用し、日本のアスリートとの比較を行った。論文はWEBで公開されており、アスリートの睡眠を指導する方、自身の睡眠を評価したいアスリートに評価表を活用いただける形をとった。 アスリートの睡眠に関して、わかりやすくまとめた小冊子を作製した。小冊子には、アスリートが知っておくことが望ましい睡眠に関する知見、本科研費等の研究成果、睡眠衛生指導の事例などを掲載した。 時差症状の強さを評価する質問紙Columbia Jet Lag Scaleを、オリジナル版の著者の許可を得て和訳した。時差症状という経時的に変化する症状を評価する質問紙であること、比較するのに適した日本語版の時差症状調査票がほかにないため、再現性・妥当性の評価は行えていない。海外遠征をおこなうアスリートの時差症状調査に用い、事前に時差調整を行った場合、行わなかった場合の比較を行った。
|