• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

高脂肪食摂取が運動中の脂質代謝および骨格筋・肝臓グリコーゲン濃度に及ぼす影響

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K17816
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関天理大学

研究代表者

岩山 海渡  天理大学, 体育学部, 講師 (30781249)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードグリコーゲン / 高脂肪食
研究成果の概要

運動中に利用される主なエネルギー源は糖質(グリコーゲン)と脂質である。本研究は運動前の食事の違いが運動中に利用される糖質および脂質由来エネルギーの比率に及ぼす影響を検討した。食事内容は糖質の多い食事、飽和脂肪酸の多い食事、不飽和脂肪酸の多い食事の3種で比較した。その結果、糖質の多い食事より飽和脂肪酸または不飽和脂肪酸の多い食事は運動中のグリコーゲン利用が少なかった。飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の間には差が認められなかった。運動中のグリコーゲン利用低下は持久性運動にとって望ましいため、飽和/不飽和によらず運動前に脂質の多い食事をすることは有効であることが示唆された。

自由記述の分野

エネルギー代謝

研究成果の学術的意義や社会的意義

フルマラソンなど長時間の持久性運動前はご飯やうどんなど糖質の多い食事をすることが推奨されている。これは運動前にエネルギー源であるグリコーゲンを蓄えておくことで、終盤のバテを防ぐことが目的である。糖質の多い食事の代わりに脂質の多い食事をすると、エネルギー貯蔵を増やすことはできないが、エネルギーの使い方が変わる(燃費が向上する)ことが指摘されている。一口に脂質といっても様々な種類があるため、本研究では燃費向上のためにどのような脂質が有効かを検討した。その結果、脂質の種類による差が認められなかった。したがって実践する場合はどのような脂質でも燃費向上が期待できると考えられる。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi