ウエイトリフティングは単純・高負荷な動作の反復であるその競技特性から特異的な障害が多い。また、現場では指導者の経験に基づいたトレーニング方法(が画一的に行われている。これらの現状から、我々は競技動作時の全身の骨格筋活動量を定量的に評価し、その骨格筋を効果的に鍛えることができるトレーニングプログラムを構築すればパフォーマンスの向上と障害予防につながるのではないかと考え、研究の着手に至った。 結果から、長年行われてきたビッグスリーのみならず、糖代謝の亢進を認めた骨格筋を左右両側ともに鍛える複数のトレーニングを行う必要性が見出された。
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