2018年度および2019年度を中心に、筋の弛緩に関わる個人差について、様々な筋を対象とした網羅的な実験を行った。具体的には、各筋の収縮および弛緩の筋活動を、様々な基準を設けて定量化し、個人差や部位差を比較検討した。その結果、収縮及び弛緩の筋活動動態は様々な筋によって異なり、さらに個人差はいくつかのパターンに分類されることが明らかになった。 また、2019年度には、筋のリラックスに関わる総説論文を国際誌に発表した。2020年度は、covid-19の影響により十分な実験が出来なかったが、2021年度からは、反応時間に関する実験を行い、陸上短距離走者と一般人との違いを詳細に明らかにした。
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